優勝賞金1億円の公式大会PARAVOX GOLD RUSH TOURNAMENTが控えているハイスピードTPS「PARAVOX」。日本国内でも盛り上がりを見せると共に、海外シーンが気になっているプレイヤーも多いのではないだろうか。
今回はPARAVOXの海外シーンにおいて開催されている「Weekly Mini Tournament」を軸に海外シーンの盛り上がりを見ていこう。
Weekly Mini Tournamentとは?
WEEKLY MINI TOURNAMENTはPARAVOX公式Discordサーバー(日本サーバーとは別)にて開催されている小規模大会だ。
初回は3月15日(金)に開催され、これまでに(5月26日)10回開催されている。
マップはネオシティ固定のシングルエリミネーションBO1形式。優勝賞金は1位30ドル、2位15ドルとなっている。
過去の大会
日時 | チーム数 | 優勝チーム | |
第1回 | 3月15日(金) | 6チーム | 🇵🇭Team Au Revoir |
第2回 | 3月22日(金) | 5チーム | 🇵🇭Team Au Revoir |
第3回 | 4月5日(金) | 6チーム | 🇵🇭Team Au Revoir |
第4回 | 4月12日(金) | 7チーム | 🇵🇭Team Au Revoir |
第5回 | 4月21日(日) | 18チーム | 🇵🇭Team Au Revoir |
第6回 | 月28日(日) | 7チーム | 🇮🇩Team Paralayang |
第7回 | 5月5日(日) | 9チーム | 🇮🇩Team Paralayang |
第8回 | 5月10日(金) | 6チーム | 🇮🇩Team Paralayang |
第9回 | 5月19日(日) | 2チーム | 🇵🇭Stream Raiders NACAGUE |
第10回 | 5月24日(金) | 7チーム | 🇹🇭Team TONZILLA |
過去10回開催された同大会での優勝チームは4チームだ。第1回から5回にかけてはフィリピンの🇵🇭Team Au Revoirが優勝。その後の3大会はインドネシアの🇮🇩Team Paralayangが3連覇している。🇵🇭Au Revoirは第6回3-4位、第7回準優勝の成績を収めており、第10回にはチーム名を🇵🇭AP.BRENに変更して出場。ベスト4で敗退。
また、第9回の出場は2チームのみとなった。各選手、チームとの契約がまとまって来ているのかもしれない。
PGRT優勝候補筆頭の2チーム
7月31日に開催される「PARAVOX GOLD RUSH TOURNAMENT」において脅威となるであろう2チームのメンバーを見ていこう。
🇵🇭Team Au Revoir(現🇵🇭AP.BREN)
・Kizu
・Frostkulet
・TestUser10
Weekly Mini Tournamentの第1回〜第5回王者の🇵🇭Team Au Revoir。BO1シングルエリミネーションの大会で5連覇を果たしたのは間違いなく実力の証だ。
Frostkulet選手とKizu選手は元々ラグナロクオンラインのクランメンバー。そこにTestUser10選手を招待しチームを結成。日本の大会にも出場しようとしたが、日本チーム限定だったため参加できなかったとのこと(本人談)
🇮🇩Team Paralayang
・mev
・feezle
・Godfryz
Weekly Mini Tournamentの第6回〜第8回王者の🇮🇩Team Paralayang。3名ともFortniteの競技シーンで活躍した選手で、特にmev選手はFortnite Champion Series Chapter2 Season1で優勝。feezle選手と共にデュオでFortnite World Cupにも出場している。
海外シーンのメタ構成は?
日本のメタ構成は「AR・SG・弓」である程度固定されて来ているが、海外シーンはメタというメタはなく各チーム様々な構成を採用している。
日本同様に「AR・SG・弓」3ブランドの採用率は高いが、そこに割って入るのがBONRAT(グレポン)だ。グレポンを採用する構成が比較的多く、先ほど紹介した2チームもグレポンを入れた構成を過去に使用していた。
先述したように、定まったメタがないのも特徴で、チームや試合によって毎回違った構成が見れるのも面白みの一つ。同一チームであっても1週間後には別の構成で試合をしていたりと見応えも十分だ。
KYUDO(弓)弱体化によるメタの変化
KYUDO(弓)の弱体化が入ってから行われた第10回WEEKLY MINI TOURNAMENT 決勝では「AR・SG・グレポン」のミラー構成となった。
この1試合だけでは海外のメタの変化についてわかることは少ないが、この構成でトーナメントを勝利したのも事実。今後のメタ構成の1番手として採用されることがさらに増えるだろう。
メタがないことによる脅威
各チーム様々なブランドを使用している海外シーンだが、その恩恵も非常に多いと感じる。
メタが固定されている日本のシーンでは相手もミラー構成の場合が多い。(トップレート帯は特に)一方で、海外シーンは様々な構成の相手が来るため多くの戦術と触れ合えているのも事実だろう。そのため各ブランドに対する対処などの経験値も高い。
このギャップを埋めることが、世界大会出場を決めた日本チームの課題となる恐れがあるだろう。
まとめ
今回は海外の競技シーンについて「WEEKLY MINI TOURNAMENT」を軸に解説してきた。
海外シーンにはBONRAT(グレポン)を使い慣れているプレイヤーが多く、新ブランドであるKELSEAのアンチピックとしても注目が集まっている。そのためいち早く適応してくる可能性があると思う。
スキルの高い日本チームとブランドピックが広い海外チームの対戦が楽しみだ。
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