9月22日(日)から開幕するハイスピードTPS『PARAVOX』の2度目となる公式大会「PARAVOX CHAMPIONSHIP INTERNATIONAL」(以下、PCI)。
開幕前日となった9月21日(土)にオープンステージのトーナメントが出場者に向けて発表された。
※トーナメント表掲載の許可が降りていないため伏せております。
運要素の絡んだ大会フォーマット
今回問題視されているのは”運要素が絡んだ大会フォーマット”という点だ。
今回のPCIオープンステージにはPGRT日本代表決定トーナメントオンライン出場3チームを含む、7チームが出場。この中から上位4チームが次のステージに進出できるという大会概要。
発表されたトーナメント表は7チームを2つのグループに分けたダブルエリミネーション方式。また、PGRT日本代表決定トーナメントオンライン出場チームはトーナメント表において対極の位置に配置されるプロシード枠も導入。
これにより、シードが2チームいるグループAと1チームのみのグループBが生まれる。グループAに入った4チームは、通常のダブルエリミネーション方式でトーナメントが進行。しかし、グループBはシード枠が1チームのため、シードチームは最短1勝で勝ち上がることが可能で、アマチュアチームにも勝ち上がるチャンスが大きくある。
7チームしかいないのにグループが分けられている点、そのグループによって試合数やシードチームの数が異なるという不公平さ、これらに非難が殺到している。
PGRTオープン予選との違い
PGRTオープン予選との差は大きく2つある。
1つ目は「プロチームがオープン予選から出場する」という点だ。PGRTでは招待プロチームとして計6チームのオープン予選が免除。それによりアマチュアチームや他プロチームは、全チーム同じスタートラインでオープン予選を戦った。
8チームがシングルエリミネーション方式で戦い、上位2チームを決めるため、トーナメント表の山によっては結果が変わった可能性はあったが、非難の声は多くなかった。
2つ目は「出場チームが奇数」という点。これにより1チームは試合数の少なくなるシードを獲得することになる。今回はプロシード枠が導入されているため、この枠を持っている3チームの中から1チームがシードを獲得。つまり、プロシード枠内にも有利不利が生まれてしまう。
PGRTで上位8チームの順位を決めていればこの問題は起こらなかったかもしれない。
まとめ
オープンステージは、可能な限り運要素を排除し、然るべきチームが次のステージに進むべきだと筆者は考える。もちろん、大会スケジュールや出場チーム数によって満足いくフォーマットを組むことができないこともあるだろう。
しかし、今回のPCIオープンステージのフォーマットは明確に有利不利が分かれてしまっている。チーム数の少ないグループに入れればチャンスが広がると思ってしまうのも無理ないだろう。
今後出場チームが増え、大会の規模が大きくなっていけば解決する問題ではあるだろう。
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